Novel AI 強調表現について①

Novel AIでは、どの呪文を入力するかが、重要です。
「これは是非とも描いてほしい!」というものについては、その単語を{}でくくることによって、生成されるイラストに強く影響を与えることができます。

今回登場していただくのは、このラーメン少女です☺

ラーメンを食べる少女

呪文には「1 girl, eating ramen, garden」、シード値「187610193」、Scale=15、Steps=28で生成されたイラストになります。この少女を題材として、強調表現でどのようにイラストが変化するかを確認していきましょう。

最後は凄いことになったので、どんなふうになるか想像して読むとよいです。

①”1 girl” を強調

やってみましたが、すでに1人の少女がイラスト全体に存在しているためか、ほとんど変化はありませんでした。

②”eating ramen” を強調

強調表現{}は、一つの単語に対して、二重三重に使用することができます。おおくの{}で囲むことによって、よりAIはその単語を強調したものを生み出します。面白い結果になりましたので、段階的に見ていきましょう。

レベル1
単純に強調してみました。オリジナルとの違いはわかりましたか?
卵がラーメンに入っていることと、少しどんぶりが大きくなっているように見えます。

ラーメンを食べる少女
“1 girl, {eating ramen}, garden”

レベル2
二重にしましたが、あまり単一と差異がみられません。一度現れた卵は消失し、何故かノースリーブになっています。暑いのでしょうか。

ラーメンを食べる少女
“1 girl, {{eating ramen}}, garden”

レベル3
若干手に持っているラーメンの器の大きさが大きくなっているように感じます。そして、机上の器が少し高そうになっていますが、強調表現と関係あるのでしょうか。

ラーメンを食べる少女
“1 girl, {{{eating ramen}}}, garden”

レベル4
手に持っている器に変化が現れました。これは、レンゲ?ですか?画面左端の器にもラーメンが入っていることがわかります。AIなりのラーメンの強調表現なのでしょうか。服についても変化が見られます。料理人のような服になっています。

ラーメンを食べる少女
“1 girl, {{{{eating ramen}}}}, garden”

レベル5
これは、明らかに変化があったといえます。大量に口に頬張っていますが、こぼれないのでしょうか。そして、左手はとても熱いことでしょう。

ラーメンを食べる少女
“1 girl, {{{{{eating ramen}}}}}, garden”

レベル6
さらに進化しています。ラーメンというより、うどんのような極太面をもっています。口にくわえている面と明らかに違う麺であるのはなぜでしょうか。教えてください。

ラーメンを食べる少女
“1 girl, {{{{{{eating ramen}}}}}}, garden”

レベル7
この少女が食べられるのかというくらいのもりもりのラーメンになっています。この量は大食漢でも食べるのが難しいのではないでしょうか。髪がやや出汁に浸かっているのが気になります。レベル5以降は、髪を結んでいることがわかります。これは、本気でラーメンを食べていることの意思が伝わってきているのだと思います(適当な推測)。

ラーメンを食べる少女
“1 girl, {{{{{{{eating ramen}}}}}}}, garden”

レベル10
ここから飛ばしていきましょう。麺が塊となっていることがわかります。レベル7よりもとてもホカホカにみえますね。これまで顔に恥ずかしさのような表情が見えていた点もなくなっています。

ラーメンを食べる少女

レベル15
原型を失ってしまいました。衝撃的な結果です。ラオウが鼻からラーメンを噴き出しているように見えます。

レベル20
AIと波長が合う人はこのイラストが理解できるでしょう。ramenの強調の検証はここまでにしましょう。

AIが生成した理解不能なイラスト

③”garden” を強調

レベル
オリジナルと比較すると、後ろの草にお花が咲いていることがわかります。

庭でラーメンを食べる少女
“1 girl, eating ramen, {garden}”

レベル
背景の草むらの面積が広くなっています。お花の量も少し増えていますね。女性の腕が増えていて心霊現象のようになっています。

庭でラーメンを食べる少女
“1 girl, eating ramen, {{garden}}”

レベル
お花が少し増えています。右手に持っているのは、カップヌードルに見えます。この女性は右手と左手に器を交互に持って食べるのでしょうか。

庭でラーメンを食べる少女
“1 girl, eating ramen, {{{garden}}}”

レベル
奥の草むらが庭園のように変化しました。

庭でラーメンを食べる少女
“1 girl, eating ramen, {{{{garden}}}}”

レベル
背景が草ではなくお花の面積が増えていることがわかります。フラワーガーデン感が出てきましたね。

庭でラーメンを食べる少女
“1 girl, eating ramen, {{{{{garden}}}}}”

レベル
お花がバラエティ豊かになっております。ムチムチ豊満ボディの女性から、清楚な見た目な女性に変化していることがわかります。腕が二本になっている点も安心です。

庭でラーメンを食べる少女
“1 girl, eating ramen, {{{{{{garden}}}}}}”

レベル
またタンクトップになっています。座っている下も芝生になっていることからgardenが強調されていることがわかります。

庭でラーメンを食べる少女
“1 girl, eating ramen, {{{{{{{garden}}}}}}}”

レベル
テーブルに鉢植えが追加された点が重要な変化です。また、背景がタイルになっていたり、おしゃれに変化していることがわかります。あと、女性が髪を束ねていますね。

庭でラーメンを食べる少女
“1 girl, eating ramen, {{{{{{{{garden}}}}}}}}”

レベル
女性の後ろにも葉が伸びています。机上の植物も主張が激しくなっていることもわかります。誰がどう見てもgardenであるのは一目瞭然です。

庭でラーメンを食べる少女
“1 girl, eating ramen, {{{{{{{{{garden}}}}}}}}}”

レベル10
机の面積が削減され、花壇の勢力が拡大することがわかります。gardenの主張がかなり激しくなっていますね。女性が草のようなものを手に持って面を食べています。

庭でラーメンを食べる少女
“1 girl, eating ramen, {{{{{{{{{{garden}}}}}}}}}}”

レベル11
女性が食している器の中身が気になります。ネギラーメンでしょうか。麺よりネギのほうが多そうに見えるのが気になります。画像左中央(女性視点からみて右側)にラーメン皿?のようなものが生えています。

庭でラーメンを食べる少女
“1 girl, eating ramen, {{{{{{{{{{{garden}}}}}}}}}}}”

レベル12
背景に関しては、とても立派な庭になっていることがわかります。お金を払って入場するようなフラワーガーデンと言われても、違和感ありません。gardenがラーメンの中までにも反映されています。

庭でラーメンを食べる少女
“1 girl, eating ramen, {{{{{{{{{{{{garden}}}}}}}}}}}}”

レベル13
ここまでくると、”THE GARDEN”といえます。女性が食しているラーメンの器にもお花が生えています。レベル13で視点が変わり、女性を取り囲むすべてがgardenであることが明瞭ですね。

庭でラーメンを食べる少女
“1 girl, eating ramen, {{{{{{{{{{{{{garden}}}}}}}}}}}}}”

レベル20
キリがないので、レベルを5あげてみました。これは新たな発見です。{}20個で囲むと、かなりカオスなイラストが生成されることがわかりました。このイラストをどのように解釈するかは、あなた次第です。

AIが生成した理解不能なイラスト
“1 girl, eating ramen, {{{{{{{{{{{{{{{{{{{{garden}}}}}}}}}}}}}}}}}}}}”

さいごに

この題材は今回のみにしようと思っていましたが、まだやりたいことがあるので、次回も引き続き使用させていただきます。最後まで読んでいただきありがとうございます。