Novel AI 特別感のあるイラストを生成する

Novel AIのイラストの質を上げたいという場合、プロンプトに下記ワードを追加することを推奨されています。

masterpiece, cinematic shot, highly detailed, dynamic angle, cinematic shadows, action shot, deep shadows, intricate details, award winning, beautifully lit, dramatic angle, intense angle, dynamic angle, cinematic lighting, cinematic angle, masterpiece portrait, dramatic angle, dramatic shadows

ここで推奨されるワードを日本語訳にしてみました。下記を参照ください。全体的に輝かしく眩しいワードが使用されている点が共通点であることがわかります。

傑作, 映画のようなショット, 極めて細かい, ダイナミックなアングル, 映画のような影, アクションショット, 深い影, 細かい部分, 受賞, 美しい照明, ドラマチックアングル, 激しい角度, ダイナミックアングル, 映画的照明, 映画的角度, 名画像, ドラマチックアングル, ドラマチックシャドウ

今回は、これらのワード(以下、スペシャルワード)がどのように、イラスト生成に影響を与えるかを確認していきましょう。

今回の題材

下のイラストを基に、スペシャルなワードを付け足していこうと思います。

満月下の冬の少女
prompt:”1 girl wearing coat, smiling, winter, full moon”
Seed: 2010578231, Scale=28, Steps=10

全部付け足す

何も考えずに、推奨されているスペシャルワードをモリモリに全部足してみました。

左がオリジナルで、右がモリモリver.になります。

全部足したため、当たり前ですが、何がどう影響しているかわかりません。第一印象は、悪役の印象を受けます。それも、かなり強いキャラ臭がします。これは、アニメのワンシーンで使われたといわれても違和感のない出来です。

が、これでは検証になりませんので、地道に単語一つずつ見ていきましょう。

masteripieceを付け足す

masterpieceを追加すると、光の表現が繊細になっている印象です。月光に照らされ、天使の輪が顕著になっています。また、構図はさほど変化しないことがわかります。

masteripieceを{}で括る(強調表現)

左上から順に、masterpieceを括る{}の数を1つ、2つ、3つ、と増やした時の結果になります。

オリジナルとmasterpieceを強調({}×1, {}×10)した時の結果を比較してみましょう。

この結果をみると、{}は単独でも十分に思えます。どれが一番好みでしょうか。

ここで、masterpieceを追加した条件で、Scaleを振ってみました。

左からScaleが小さい順に並べています。

一般的に、Scaleが増加するほど、AIがプロンプトの内容を厳密に再現します。下のイラストを見ると、Scale=50の特徴は、目の輝き、頬の赤さ、月表面の明暗、髪の件の質感、がよく表れているように感じます。

スペシャルワードの効果一覧

どれが一番好みでしょうか?
吾輩は、dynamic angle, beautifully litが好みです。

比較するとわかりやすいですが、shadowsを追加すると、文字通り陰りのあるイラストになるようです。怪しげな雰囲気にも見えますね。

これらの単語を使い分けるには、ある程度の経験値がいることと思います。吾輩はまだ経験値が足りないので、沢山検証をしながら、これはこういう時に使えるのだなと、少しずつ経験を積み重ねていきたいものです。

さいごに

今回も読んでいただき、ありがとうございました。
次回の内容は、まだ考えていないですが、近日中に公開しますので、また遊びに来てくれると嬉しいです。