第一章
京子は大学生。
長い黒髪がトレードマークの一見大人しそうな女の子である。

ある朝、京子がいつものように新聞を読んでいる際、気になる記事を見つけた。
「ピラミッド調査員募集―詳細は現地にて」

京子は夏休みを暇していたので、とりあえず申し込むことにした。
京子はゲン担ぎにピラミッドを折った。

京子は航空券を探した。
京子「京都ーカイロの運賃は、往復30万ペリカなのですね」

京子「ええいままよ! 予約です! 発射ー!」
京子は一度決めたことは曲げないタイプである。
即断即決で、ホテルも決め、来週のフライトに向け支度をした。
この時点で、京子の残高は500ペリカである。
京子は姉と二人暮らしをしている。
京子「お姉ちゃん、お金貸して! 私、ピラミッドに行くの!」
姉は京子と瓜二つの容姿をしている。

姉「エジプトなら近いわね」
姉はよくわからないことを言っている。
姉「10万ペリカなら出してあげるわ」
京子「さすがお姉ちゃん!」
姉「でも、京子がいない間、私寂しくなるわ」
京子「私がいない時のために、京子お手製の京子人形を作っておいたの!」
そういうと、京子は部屋から京子人形を持ってきた。

姉「それなら寂しくないわね」
というと、姉は大切に抱えてお部屋のベッドに横たわり、添い寝していた。
翌週、京子は出発した。
京子「これが飛行機というのですね。思ってたより大きいです!」

京子は、空港を使うのが初めてで、間違えて滑走路に出てしまった。
その後、いろいろあって漸く保安検査場に着いた。

金属探知機「ピーピー」
京子は案の定、保安検査場でひっかかってしまった。

これは、京子がカバンに入れていた、金属探知機が反応したアイテムである。
京子は調査がうまくいくように、ゲン担ぎのために、ピラミッドの置物をカバンに忍ばせていたのである。
保安官「これは、預からせてもらいますね」
そういうと、ピラミッドは京子から取り上げられた。
京子「仕方ありませんわ。現地で調達しましょう」
その後、京子は初めてのフライトを楽しんだ。

京子は初めての空からの景色に夢中になっていた。
??「お嬢さん、フライトは初めてですか?」

ライトウイングに男が立っていた。話を聞くと男は機長らしい。機長は京子に飛行機に乗っている理由を聞いた。
京子「私、ピラミッドに宝探しにいくの」
機長「ピラミッドですか。ピラミッドっていいですよね」
そんな風に会話をして、ひと段落したら機長は機内へ戻った。
しばらくして、飛行機がカイロに到着した。
空港で、待ち合わせをしていたピラミッド調査員を見つけた。

京子は彼と接触するように連絡を受けていた。
京子はその風貌から、これは第一級の調査員に違いないと思った。
京子「貴方はどんなことをされているのですか?」
調査員「私はバイトだ。何をやっているかはよくわからん」
京子の感は鈍いのです。
それから、京子はしばらく車に揺られた。

第一章 完
続編はこちら
おまけ
使われなかったイメージを紹介します。



















