今回の目的
- Novel AIにて、新たに導入された生成モデル ”NovelAI Diffusion Anime V3″(以下V3) でできるようになったことと、これまでとの違いを検証する
- 新規モデルを用いた時のパラメータ調整とその結果の確認を行う
結論
これまでのNovel AIとは別次元
Novel AIの立ち位置
おはようございます、こんにちは、こんばんは!
昨今、いろいろなAI生成ツールがリリースされ、群雄割拠となっていますが、Novel AIは2次元に特化したAI画像生成ツールです。
AI画像といえば流行りのStable Diffusionでの美女グラビア画像が主な例としてあげられますが、Stable Diffusionは使用するには初心者には敷居が高いという課題があります。
一方でNovei AIはポイントは必要ですが、高価なPCがなくともプロンプトを用意するだけで完成するので、大量生成する必要がないのであれば、Novel AIをお勧めします。
というのも、今回のアップデートにより、大幅なクオリティの向上がみられたため、他ツールに引けをとらない画像を生成することが可能になると思われるためです。
今回は、そのアップデート内容について、いろいろ確認してみます。
Novel AIの今回のアップデート内容
公式サイトでは、今回のアップデートについて、以下の点を強調されておりました。
知識、一貫性、空間理解力が向上し、手を描くことにも非常に熟練(ついに!)
末尾「ついに!」と記載の通り、念願の手の表現が向上したということがわかります。これまでさんざんネタにされていたので、開発側も努力し続けてきたのでしょう。
また、空間を上手く表現できるようになっているらしいので、こちらも確認していきましょう。
以下が、公式サイトで説明しているV3でのクオリティの変化例になります。これは、これまでとは別物と言っていいほどに、良い画像が得られそうな予感がします。
Guidanceの適正値も変わっている
V3の適正値は、5~6の範囲にあると説明されています。
ランダムプロンプトの追加
特に生成したいものがないな、という方には朗報です。ランダムで呪文を生成してくれるようになっています。
右側の更新ボタンを押すたびに、即座に新しい呪文が自動生成されるようになっているので、アイデアを貰いたい時には結構使えそうに思います。
要約すると
いろいろ書いていますが、要は画像のクオリティが大幅に向上した!ということになります。
さっそくV3と以前のバージョンを比較した
Seedを固定して、女子高生イラストを生成してみました。
上から、V1、V2、V3になっています。
上の例を見ると明らかに、V3のクオリティが向上していることがわかります。
V2のリリースは先月とのことですが、1カ月で飛躍的に技術が向上したことになります。
先程の例とSeedを変更して、同じ呪文でいくつかの画像を生成してみました。どれもAIが描いたとわからない質感で描かれています。
これまでの生成画像は、一目見てAI風であるな、とわかるようなものでしたが、V3は心をグッと惹くような魅力的な画像を生成するのに十分な性能を有していると考えられます。
注意点
ただし、Anlasの使用量はおおくなります。
V3ではLandscape(1216*832)のサイズで20Anlasを使用するため、ポイントが限られているというかたは、慎重に生成するのが無難だと思います。
吾輩の感想
しばらくNovel AIを触っていなかったのですが、今回のアップデートで先程のようなエモいイラストを沢山生成できるのであれば、まだまだ遊びがいがあるなと感じました。
その他に生成した画像集
Stepsを固定してGuidanceをいじってみた
新バージョンということで、他の検証もしてみましょう。
以下は、Stepsを固定し、Guidanceを変動させた結果になります。
Seedも固定しています。
Guidanceを固定してStepsをいじってみた
呪文のみのとき
まずは、呪文のみで生成した時の結果を確認しました。SeedとGuidanceその他は固定して、Stepsを変動させています。
Stepsが25を超えたあたりから、構図はほぼ変化がなくなりました。
呪文を比較的少なく設定してあるので、25で飽和したのかもしれません。
画像インプットありのとき
Stepsが低いときは、ふわふわとしたタッチの画像が生成されることがわかります。
より抽象的よりな画像になりますね。
Steps=7
まとめ
sugokunattemasu!
ネットの海でお気に入りの美少女画像が見つからない、という方は是非ともNovel AIのV3を使ってもらいたいものですね。
それでは、閲覧ありがとうございました。
P.S.
完全リニューアルということで、またこのブログも仕切り直しの気持ちで、始めようかと思います。
また読んでいただけると嬉しいです。